時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

歴史問題-政治問題化ではなく法律問題化しては

 中韓が仕掛けてくる歴史問題について、これまでの日本国政府の態度は、”政治問題化せず”として、どこかこの問題から逃げているような印象を受けてきました。その一方で、中韓は、これぞ日本国の弱点とばかりに、歴史問題で攻勢をかける姿勢を見せています。

 中韓反日政策のように、歴史をプロパガンダの材料として利用し、政治問題化することは、他国に対する攻撃的な敵対政策以外の何ものでもありません。この点に関しては、日本国政府の対応と基本的なスタンスは間違っていないのです。しかしながら、”政治問題化しない”と返答だけでは、相手国の活動を止めることはできず、相手方の日本国を悪者に仕立てた中韓の言い分だけが国際社会に拡散されてしまいます。そこで、日本国政府は、歴史問題の法律問題化を提起してはどうかと思うのです。法律問題ともなれば、冤罪は許されず、厳密な証拠調べなどを要します。慰安婦問題などでも、河野談話の根拠となった元慰安婦の証言に対する裏付け調査は、当然の作業となります。

 法の支配が尊重される時代であればこそ、法律問題化こそふさわしいアプローチです。日本国政府もまた、司法解決に向けて、抗弁の材料となる資料を整えるべきではないかと思うのです。

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