時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

エイプリルフールが物語る”嘘はダメ”

 本日は4月1日。一年で一日だけ、嘘を吐くことが許されるエイプリルフールの日でもあります。

 ところで、このエイプリルフールの習慣は、少なくともその発祥の地であるヨーロッパでは、嘘がご法度であったことを物語っております。仮に、嘘が日常茶飯事であり、許容されている社会では、このような習慣は生まれるはずもなく、毎日がエイプリルフールとなることでしょう。通常、嘘、特に他者を害する虚偽の発言は厳しく戒められるものであるからこそ(相手への思いやりとしてのホワイト・ライについては許される…)、4月1日は、嘘が公然と吐ける特別の日なのです。そして、エイプリルフールの習慣が世界大に広がり、受け入れられてきたことを考えますと、”嘘はダメ”こそ、人類の標準的なモラルと言えそうです。ところが、その一方で、共産主義者は、目的達成のために嘘を吐くことを認めていますし、中国や韓国等の人々も、嘘を吐くことに対する抵抗感は低いようです。”南京30万人大虐殺説”然り、”朝鮮女性20万人慰安婦強制連行説”然りです。

 こうした人々にとりましては、エイプリルフールの日は、嘘を吐くことが人類の基本的モラルに反する行為であることを自覚する機会となるかもしれません。嘘を吐けば、国際社会における評価も当然に下がることでしょうし、周囲から警戒もされます。もっとも、日本国内でも、最近、嘘吐き問題が世間を騒がせておりますが…。エイプリルフールの今日こそ、全世界で”嘘はダメ”を再確認できる日はないと思うのです。
 
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