時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

都知事選-一足早く敗北宣言した民進党?

 本日、東京都のみならず、全国的な関心を集めてまいりました都知事選の投票日を、遂に迎えることとなりました。結果は、開票作業と集計を待たなければなりませんが、早くも民進党は、敗北宣言をしてしまったように思えるのです。

 何故、民進党が事実上の敗北宣言をしたように見えるのか、と申しますと、岡田代表が、早々に次回の党代表選への出馬を断念しているからです。仮に、都知事選において野党四党の共闘作戦が首尾よく成功を納め、鳥越候補を当選させることができたならば、岡田代表は、その手腕と判断力を評価され、党代表の座に座り続けることができたことでしょう。しかしながら、事前予測によりますと、鳴り物入りで出馬したにも拘わらず、鳥越候補は自民系の2候補の後塵を拝しており、当選の見込みは薄そうなのです。

 おそらく、党内でも、敗戦必死の状況は伝わっており、それ故に、岡田代表に対する引責辞任を求める声も囁かれ始めていたのでしょう。表向きの理由はいざ知らず、終盤戦における民進党代表の交代表明は、都知事選とは無縁ではないように思えるのです。

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