時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

皇室のタブーと秘密は国を傾ける

 皇室に関する記事を書くことは気が重く、できることならば穏便な形で落ち着くことを願いつつ、沈黙や遠慮がリスクとなることは、歴史が示すところです。皇室の弥栄を祈念する方々からのお叱りも覚悟の上なのですが、昨今の日本国を取り巻く状況を考慮し、本日の記事では、皇室がもたらす国家的リスクというものについて、一文、認めてみることといたします。

 古今東西、皇室や王室が、最も諸外国から狙われやすい立場にあったことは、異論を待ちません。相手国を軍事力で征服し、国民全員を服従させるよりも、国のトップを押さえてしまえば、半ば、その国を手に入れたに等しいからです。四方を海に囲まれた日本国では、諸外国の思惑に対する警戒感が薄いのですが、一方の諸外国からしますと、国民が無垢で、皇室に対して絶対的な信頼を寄せてきた日本国は、工作を仕掛けやすい国と映ったことでしょう。

 仮に、このような状態において、皇室には国民には知らせていない秘密があり、かつ、”菊のカーテン”というタブーが存在しているとしますと、どうなるでしょうか。秘密を入手した諸外国は、この秘密を利用して皇室、否、日本国政府を脅し、自国の利益となるよう仕向けるものと推測されます。タブーも秘密もなければ問題はないのですが、そうではない場合には、国を傾けることは必至です。そして、その秘密が諸外国のみならず、内外の他の民間諸団体等にまで広く拡散するに至りますと、皇室は、様々な方面から脅迫を受け、売国的な行為までも強いられることになります。皇室のタブーと秘密は、両者相まって日本国を傾けかねないのです。

 皇室の万世一系につきましては、御維新の際に、明治天皇は別人に取り換えられたとする説が囁かれている上に(残されている資料から不自然な点がないわけではなく、根も葉もない噂として切り捨てられない面がある…)、小和田家の出自などにも重大な疑惑があります(また、必ずしも皇族が品行方正という訳でもない…)。信じたくても、信じられないのです。このような状況に鑑みますと、”菊のカーテン”を上げて、皇室の秘密のすべてを国民一般に開示した上で、皇室の存続の如何を含め、今後のあり方を国民に真摯に問いかけ、議論を喚起するべきなのではないでしょうか。

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