時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

謎に満ちたヴィクトリア女王の即位

本日も、古代・中世史研究家の倉西裕子が、記事を書かせていただきます。ケント公エドワード・オーガスタス王子とマリー・ルイーゼ・ヴィクトリア・フォン・ザクセンコーブルク=ザールフェルト(Marie Luise Viktoria von Sachsen-Coburg-Saalfeld)との間に出生したのが、ヴィクトリア女王ですが、その出生と即位には、ネオ・ユダヤ人組織との関連を示唆させる以下のような疑念があります。
 
1)遺伝病とされる血友病の発祥が、ヴィクトリア女王の代から始まっている(エドワード・オーガスタス王子とマリー・ルイーゼ・ザクセンコーブルクの両系統とも血友病遺伝子を持つ者がいない)。
2)エドワード・オーガスタス王子は185センチという長身であったが、ヴィクトリア女王は145センチに満たない極めて低い身長であった。
3)マリー・ルイーゼ・ザクセンコーブルクが、エドワード・オーガスタス王子との間にヴィクトリア女王を儲けたのは、ドイツのコーブルクにおいてである。
4)エドワード・オーガスタス王子は、放蕩の限りを尽くして借金に苦しんでおり、マリー・ルイーゼ・ザクセンコーブルクとの結婚の目的は、借金苦から逃れるためであった。
5)エドワード・オーガスタス王子は、ヴィクトリア女王の出生の僅か8か月後には急性気管支炎で薨去されている。
6)ヴィクトリア女王の王位継承順は低かったにもかかわらず、マリー・ルイーゼ・ザクセンコーブルクは、ヴィクトリアの即位は可能であると確信していた。
7)その確信の通りに、王位継承順位の高い人々が次々に亡くなったことによって、ヴィクトリアは即位している。
 
これらの7つの点から、推理しうることは、エドワード・オーガスタス王子は、ロスチャイルド家などのネオ・ユダヤ人組織に多額の借金があり、その‘借金の形’として、‘英国王の座’を提供、すなわち、ヴィクトリア女王の即位があったのではないかという疑いです。ヴィクトリア女王の実父が、ロスチャイルド系の人物であった可能性、エドワード・オーガスタス王子の薨去が暗殺であった可能性、そして、王位継承順位の高い人々の排除計画の実行の可能性も含めまして、すべては、ネオ・ユダヤ人組織のお膳立てのもとで、ヴィクトリア女王の即位計画が進められていたのではないかと考えることができるのです。

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(続く)