「せんたく議連」のマニフェストは最大公約数?
昨日、与野党から107名もの議員を集めて、政党横断型の組織「せんたく議連」が旗揚げしたと言います。参加者の顔ぶれを拝見しますと、参加議員方の政策志向や政治信条には、かなりの幅があるように見受けられますが、共通のマニフェストとしては、国会改革、地方分権、霞が関改革、環境問題を挙げているようです。
目下の「せんたく議連」の目的は、このマニフェストを、各政党の選挙用のマニフェストに反映させることとされています。しかしながら、もし、このマニフェストに掲げられた課題が、政界において最も合意を形成しやすく、かつ、重要性が高い課題であるならば、問題点が多く、かつ、国民からの反対意見も数多く寄せられている人権擁護法案や永住外国人地方参政権法案よりも、はるかに、国会における議題としては、優先順位が高いのではないかと思うのです。特に、国会改革については、三分の二条項や事実上の参議院優位の見直しなどは、遅かれ早かれ、必ず手をつけなくてはならない課題です。たとえ前回のマニフェストに記載がなくとも、憲法改正を要しますので、国民投票に付すこともできます。
大連立も選択肢の一つなのでしょうが、ねじれ現象は、すべての政党が取り組むべき大きな課題を解決する絶好のチャンスなのかもしれません。今日ほど、激しい対立が予想される議題よりも、より大局から見た制度改革を行うにふさわしい時期はない、と言えるのではないでしょうか。
目下の「せんたく議連」の目的は、このマニフェストを、各政党の選挙用のマニフェストに反映させることとされています。しかしながら、もし、このマニフェストに掲げられた課題が、政界において最も合意を形成しやすく、かつ、重要性が高い課題であるならば、問題点が多く、かつ、国民からの反対意見も数多く寄せられている人権擁護法案や永住外国人地方参政権法案よりも、はるかに、国会における議題としては、優先順位が高いのではないかと思うのです。特に、国会改革については、三分の二条項や事実上の参議院優位の見直しなどは、遅かれ早かれ、必ず手をつけなくてはならない課題です。たとえ前回のマニフェストに記載がなくとも、憲法改正を要しますので、国民投票に付すこともできます。
大連立も選択肢の一つなのでしょうが、ねじれ現象は、すべての政党が取り組むべき大きな課題を解決する絶好のチャンスなのかもしれません。今日ほど、激しい対立が予想される議題よりも、より大局から見た制度改革を行うにふさわしい時期はない、と言えるのではないでしょうか。