時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

自民党の岐路―国民に賭けるのか、創価に賭けるのか

 自民党古賀誠選挙対策委員長が、公明党との選挙協力の見直しに言及したことが、インターネットなどで話題となっているようです。

 公明党支持者からは、創価学会の組織票である800万票を失う気なのか、といった批判の声も上がっているようですが、自民党が、公明党と組むことによって、保守票や浮動票を大量に失ってきたことも確かです。また、従来の自民党の政策が揺らぎ、保守支持の国民の多くが政治に不安を感じるようになったのも、公明党との連立に原因があると指摘されております。保守とリベラルの同居状況は、有権者にとりましては、自らの投票結果を不確実化しますので、迷惑この上もありません。加えて、宗教法人が背後に蠢く組織票は、国民多数にとりましては不気味でもあります(公明党政教分離問題・・・)。

 自民党は、一部の宗教団体をバックとした組織票よりも、国民に、自らの運命を賭けるべきと思うのです。もし、この決断ができなければ、自民党は、将来に向けて、活路を開くことはできないのではないでしょうか。

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