時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

独裁者は危機に出現する

 民主党の党首選について、小沢氏を支持する理由として、現在、日本国が直面している危機を脱するには、小沢氏しかいない、とする声が聞かれます。その一方で、危機にある時ほど、国家の制度破壊を目論む独裁者が登場しやすいことも、忘れてはならないと思うのです。

 ドイツのヒトラーもまた、第一次世界大戦講和条約による賠償金支払いに端を発した経済危機に乗じて登場してきました。共産党勢力もまた、危機こそチャンスとばかりに、わざわざ危機を煽る工作活動さえ実行しています。国民の間に危機感が広がりますと、強い指導者が現れて国を救ってくれるのではないか、とする期待と依存心が高まるのです。もちろん、その結果は、得てして失望と悲劇なのですが・・・。

 小沢氏の場合、反日思想の塊ですので、救国どころか、強引に日本国を破壊する方向に走りそうです。危機を演出して独裁者が現れることこそが、最大の危機なのではないでしょうか。

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