時事随想抄

歴史家の視点から国際情勢・時事問題などについて語るブログ

韓国政府竹島公式サイトの真偽パート15-不都合な事実を隠す韓国

 ようやく、本日、韓国政府の公式サイトの15のQ&Aの最後に辿りつきました。Q15は、さしずめ、韓国による”侵略開き直り宣言”の如くです。

 韓国のサイトで最も不誠実な点は、GHQが引いたSCAPINやサンフランシスコ講和条約を紹介しても、国際法違反として批判を浴びた李承晩ラインを設定したことも、竹島に武器を備えた”独島義勇守備隊”を上陸させたことも、一切、触れていないことです。これでは、読者には、日本領であった竹島が、何故、現在、韓国が占領しており、かつ、国際社会で”自国領”と騒いでいるのか、事情が掴めなくなるはずです。韓国は、卑怯なことにも、自国の過去の行動をサイトに掲載せず、国際法に反して武力で現状を変更し、違法に居座っている事実を隠蔽しているのです。

 そして、Q15の質問は、「大韓民国は獨島に対する領土主権をどのように行使していますか。」というものです。回答には、「一、警察が駐在して獨島を警備しています。二、韓国軍が獨島の領海と領空を守っています。…」とあり、韓国は、武力で竹島を占領していることを宣言して憚らないのです。もっとも、日本国政府は、1953年以来、韓国に抗議を行っていますので、たとえ、韓国が、”領土主権を行使している”と主張しても、国際法上の実効支配とはなり得ません。

 以上をもって、韓国サイトが載せているすべてのQ&Aを論駁してみましたが、改めて、韓国による竹島占領の不当性を実感いたしました。韓国は、即刻に竹島を日本国に返還すべきであり、それができなければ、韓国は、国際社会における無法者と見なされても、致し方ないと思うのです。

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